2009年7月2日木曜日

デモ

この間の6月27日に渋谷を歩いていると、宮下公園を出発するデモ隊とでくわしました。NHKの大罪とか解体とかって書いてあるTシャツなんかきています。帰ってからわかったのだが、NHKが最近シリーズで放映している日本の近代の史観でねつ造というか、偏りというか、ありがちな自虐史観があったらしい。(台湾の人たちの証言の事だったと思います。)ぼくはメディアに対しては少し慎重で、映像でも新聞でも何種類かを見ないと偏った情報で固まってしまうので、すべてを鵜呑みにはしないのであまり共感できなかったのです。ま、そういう考え方がより自分の見解を狭くしているのですが。

で、そのデモを宮下公園の交差点で見送りながらふっと思い出した小説があって、それは、梁石日の断層海流で、この中に出てくる一人の女性が、ずっと日本人だとおもって生きてきて、いざ結婚というときに在日朝鮮人だと知らされ、どんどんと落ちて行ってしまうのです。あれ。こう書くと陳腐ですが、すごくお勧めの物語です。デモとは実際なんの関係もありませんが、なぜか思い出しました。7,8年前に読んだので、うろ覚えですが。

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